蝙蝠の舞踏会

ミューパレとホーンテッドマンションが好きな人の日記

テーブルミニーのハット制作

割と頑張って製作にあたったので記念にメイキング公開。

きっかけ

以前からミニーちゃんの衣装の中でも特別にこれは可愛いなぁと思っていたんだけど、トータリーミニーマウスというミニーちゃん主役のイベントが始まりシーのハーバーグリーティングでこのミニーちゃんが再登場したことでTLにたくさんお写真が流れてきて

可愛いなぁ…(ぼんやり)
可愛いなぁ…///(ときめき)

可愛いなぁ!!!!(クソデカボイス)

って触発されちゃったので、よし作ろう!ってなりました(直結型)。

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(上下2枚とも公式サイトより)

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ランドに行く時は張り切ってホンテのアイテムを身に纏うけど、シーは場違いだからと自粛してアーミーメンのカチューシャを作って気に入ってはいるものの、もうちょっとラブリー路線の方が好ましく。

これだったら堂々とシーにつけて行ける!っていうTPOマッチングと
自分の好みが一致したものが見つかったぞー🔥というか。
流行りに乗るのは苦手だけど、自分の好きなものが旬って嬉しいよね。

見本品として何度も眺めたお写真。

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材料準備

まず最初に頭の中でイマジネーションハハッ!から。
どんな素材を作ってどう形成するかが想像出来ないと創造に結びつかない
でも自分の好きな路線だけあって作り物の生クリームをしぼるのも経験があったし、いちごグッズが大好きなので色んなものを持っていたので「アレとコレとソレを使ってこうすれば出来そう」が割とすぐに見えました🤔✨

買い出しは計2回。
早く着手する為の地元のお店が1回と、種類の多い専門店1回。
大きい手芸用品店に行かないと生地の種類がどうしても少ないので、コスプレとかこういう模した何かを作る時は同じ布を探そうと思うと結局新宿okadaya行かないとダメですね。
むしろ種類が豊富過ぎて似た生地の選択肢に困ったよねwww

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角度変えて眺めて光沢具合を確認しながら、ミニーちゃんのお写真を複数枚表示して色味が近いのはどっちだろって撮影後の色味と比較しながら吟味したりなど。
天下のディズニー様は特注のオリジナル生地を使ってることも少なくないけど、出来る限り寄せたいのでうんうん唸りながら選んだよ。

布染め

ハットの色が濃淡のある淡いピンクで、同じ色の布を探すのは苦労するだろうなぁとは最初から思っていたんだけど、地元の布屋さんでむら染めのピンクは見つかったので脱色作戦。
とりあえず試しに洗濯時の規定量程度にハギレを浸してみる。

これはもっと濃度あげてかないと効果がないな!?
ってことで水を減らし、ハイターをどぱどぱ入れて、これでもか!これでもか!と
結果的にほぼ原液に数時間浸してやっと色が抜けてきました。

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素手で触ったら大変そうなので割りばしで定期的にかき混ぜて、じゃぶじゃぶする時はビニール手袋使ったよ(*'ω'*)

しわっしわになったのでアイロンがけしてようやく布の準備が整いました。

土台作り

専門知識ないからどうするのが正解なのかわかんないけど、私はとりあえずそこそこの強度が出て手を加えやすい素材なら何でもいいので、素材は厚紙をチョイス
以前別のミニハットを作成した時は方眼用紙を使ったんだけど、1回目の買い出しで買いそびれちゃったので家にあった適当なものを使いました。
推しバンドマンプロデュースのアパレルブランドで買ったお高い帽子が入っていた化粧箱にはさみを入れたよ✂
ちなみに帽子は1度も外にかぶっていってないよ!
オタクってそういうとこある。

パターン

側面と天井部分

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コンパスを持ってないので、家の中にある円形探しゲームをしました。
ハンドクリームとか食器とかお菓子容器とか色々試した結果、ハンディファン(手持ち扇風機)が活躍しました
使用頻度考えると1回の円を描くためだけにコンパス買うのはなーって渋っちゃった😉

側面部分となる帯状のパーツは、長方形でなくあえて高低差を作ったよ。
帽子の後方を少し高くして前方を低くすることで、上に乗っているデコレーションパーツを見やすくする為です。
繋ぎ目を目立たせないよう後ろに持ってくる為に端の幅が太い形状にしました。

アイロンで折り目をしっかりつけます。

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組み立て

THE工作。
ホチキスで輪っかを固定して、養生テープで少しずつ形を整えながら円形のカーブを決めていきます。
ホチキス雑だな?

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横から見ると穏やかな傾斜になっているのがお分かりいただけただろうか。

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表面形成

厚紙の土台にかぶせる布を立体化していきます。

縫製

円形同士じゃなく、片方は直線なので合体させて縫うの結構大変!

なんとか縫えました。

機能性確保

装着する時のことを考えてコームとリボンを縫い付けました。
ヘッドドレスと言えば顎紐(リボン)で固定させるのが定番だけど、私は首くすぐったがりなのであまり好きじゃないのと、それだとミニーちゃんの元のデザインからちょっとアレンジ色強くなっちゃうなーと思って見えない程度に。

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合体

接着剤はスプレー糊が便利なんだけど、家にある適当なもので済ませたい私は貼って剥がせる壁紙用の糊を使いました。
今のおうちに引っ越した時にお部屋の壁紙も自分で貼ったのでその残り材料がまだあったという。

こういう白い粉状のものをお湯に溶くタイプです。

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上記ツイみたいに本当はバケツに入れてハケで混ぜたりするんだけど、少量だから紙コップに歯ブラシにしたんだけどさ、耐熱性ないからコレジャナカッタ感にちょっと後悔したよね。

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何が焦ったって歯ブラシが熱に負けてぐにゃぐにゃになったのwww
ハリーポッターの腕の骨がなくなるシーン思い出した(笑)。

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というわけで適当に歯ブラシでべちゃべちゃと塗りたくっていきます。
工作用糊や瞬間接着剤だとべちゃべちゃのままでいられる時間が短いから、ある程度空気に触れさせても大丈夫な接着剤は安心して作業出来るのはよい。
水溶きボンドあたりでもいいかもね。

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スマホ画面カバーと同じように、空気が入らないように気を付けながらぴっとり。
糊でべちゃべちゃなので全体的にウェッティな帽子が出来ました。
ん~いいお色(*´艸`)
ちょっと進めては眺める時間が結構長い(笑)。

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装飾作成

生クリームしぼり

いつも使用日前夜製作に着手してばたばたする私ですが、生クリームの乾燥に少し時間がかかることを踏まえて今回は数日前には完成するように日程調整を意識。
生クリームの素材は紙粘土(思い通りの形を作りやすいが重く脆い)、樹脂(タイルの隙間を埋めるやつ。強度に優れているが形状が難しい)、デコパーツ用のもの(軽いがメーカーによって癖が結構違う)…と選択肢があるんですが、今回はネットでデコパーツのものを買いました。

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もっと時間に余裕があれば少し使ってみて絞り口を買い足すとかも出来たんだけど、今回は付属品を使用。
本当はもうちょっと太めの口で装飾線ももっとクッキリ出したかったからこれじゃゆるいなーっていう心残りはあるんだけども、多分太くしたらその分乾燥に時間かかるし脆くなるからこれはこれでアリなのかなー…。

絞る練習を軽くして、布の上にただ絞ったものと接着剤を塗ってから絞ったものの強度比較をするなど。
接着剤なくても落下はしないけど引っ張ると簡単に取れるしカーブが破損しやすいので、やっぱ面倒でも接着剤を塗っては絞り…を数センチごとにやることに。

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底のクリームとチョコ作り

そんなに目立つパーツじゃないから端折ってもいいのでは?とも思ったけど、結局拘りたくなって地味な努力をした部分。
見えづらいからそもそも形が分からなくて色んな写真見て分かる部分は忠実に、あとは想像でフリーハンドの型紙を作ったよ。

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樹脂粘土というものを初めて使用しました。
お湯に溶かすことで柔らかくなるけど固まったら変形することがない素材。
もう既に美味しそうに見える(*´艸`)

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電子シーシャを綿棒代わりにして平らに伸ばしたよ。

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カッターの切れ目が割とガタガタなので、お湯にくぐらせた指で少し側面を濡らして凹凸を溶かしていく。
表面の色ムラがちょっと気になるけど乾いたら大丈夫でした。
まあどうせ上に乗せるからほぼ見えなくなるんだけどね(笑)。

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形が納得いかなくて実は2つ作りました。
フリーハンドで書いたから左右対称になってなくて、2つ上の画像のように結局真ん中で折って対称になるように作り直したという。

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乗せるとこんな感じ。サイズ感はまぁまぁ合格。

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お写真ないけどこの上に土台と同じ化粧箱の紙を使ってワンサイズ小さ目のクリーム底を乗せます。(完成品で確認してね)

背面のホイップクリームづくり

イチゴの後ろにチラ見えするホイップクリーム
素材に悩んだけどここはイチゴを支える壁の役割を果たしていると読んで安定感が必要そうだなあと綿を詰めた布で小さなクッションを作りました。
これだけの為に綿を買いに行くの面倒だったから枕から抜いたよね🥴

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適当にヘアゴムで縛る。
基本その辺にあるものでなんとかしようとする私。

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不要部分を適当にカット。

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もしゃもしゃした部分を適当に本体に縫い付けて底面の凹凸をなくして完成。

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イチゴづくり

このミニハットの顔となるイチゴ部分。
実は既製品のフレークシールというふせんのような文房具を使いました。
これを元々持ってたから「あ、これ使えばいける」って閃いて実行に踏み切ったとこある(笑)。

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イチゴはこういう感じで2連になっていて、非常に理想に近いんだけど重なり方が違うので、一旦切り離して角度調整をして再合体。

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厚みを出すために5ミリのカラーボードを同じ形に切り取ります。
これは元々おうちにあったやつ。

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側面と背面を赤く塗ろう🌹
手を汚さないように一応待ち針で刺しておいた。

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手持ちのマニキュアとマッキーで試してみたけど、マニキュアは凹凸に入っていかなくて色味もちょっと濃すぎるのでマッキー勝利。
割といいんじゃないでしょうか🍓

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チュール作成

ハットの後ろ側からワシャーーーってなってる部分の作成。
ミニーちゃんはラメチュールと水玉チュールの2種類を重ねてギャザー寄せてるんだけど、水玉チュールが同じものが見つからなくて玉の数が少ないものしか手に入らなかったので、柄密度の高いハートドットのチュールと合わせて3種類重ねました。

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チュールはボリュームがあるので縫うの結構大変です。
しかもミシンの電源コードを引っ越し時からずっと紛失したままなので、右側のくるくるを永遠に手動で動かしながら縫ってるよ😂

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正解が分からないから基本全部作りながら勘で調整してるんだけど、大は小を兼ねるの理論で高さに余裕をもった幅で適当に縫ってみる。
それっぽいのが出来たー!!
完成品の想像が高まる度にテンション爆上げでめちゃくちゃ楽しい🥰
帽子に這わせながら高さを調整して上をカットしたり、ボリュームもっと欲しくてチュールを更に重ねて縫ってみたり。

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縫い目より下のぐしゃぐしゃの部分をとりあえずカット。

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このままでも別に良かったんだけど、適当なレースが手元にあったから抜い足しアレンジ。

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いざ合体

天井部分に生クリームを絞りながら最後のトッピング!
ベリーっぽい小粒の球体はビーズと宝石シールを使いました。
ビーズはあらかじめ糸を穴に通してまとめてくくりつけたよ。

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生クリーム作業は時間との闘いなので途中経過の撮影はなし(笑)。
ちょっとグチャってしまったけど、まぁなんとか乗っかりました。

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完成

心残りは多々あるけどとりあえず形になりました💗

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